マクラーレン・オートモーティブのマイケル・ライターズ最高経営責任者(CEO)は、英国には現在「電動スーパーカー製造の世界的な本拠地」となる「絶好のチャンス」があると述べた。
同氏は、サプライチェーンの将来性を確保し、重要な技術への投資を呼び込むことができるのであれば、と付け加えた。
ライターズ氏はロンドンで開催された「FT Future of the Car Summit」で講演し、英国は電力密度の高い高性能バッテリー技術などの主要分野への投資を呼び込む必要があると述べた。
同氏は、この技術は、今日の内燃機関スーパーカーを超える完全電動運転体験を提供するために重要であり、10年以内に完成するだろうと付け加えた。
このコメントは、ライターズがハイブリッドパワートレインの中心となるマクラーレン設計の次世代高性能V8エンジンを製造するために英国のエンジンサプライヤーであるリカルドと複数年にわたる提携を発表したのと時を同じくした。
マクラーレンは、自社のスーパーカーの90%以上が5年以内に何らかの形で電動化されるだろうと述べている。
同氏は、もしマクラーレンが今日パワートレインを純電気式に切り替えた場合、英国調達の部品の量は75%から35%に減少するだろうと強調した。