【上海】米国の高級電気自動車(EV)メーカー、ルシッド・グループは世界最大の自動車市場への参入を準備していると、中国事業責任者の朱江氏が木曜日に明らかにした。
メディアとの対話を許可されていない関係者によると、ルシッドは中国で輸入車を販売する一方、国内での現地生産も検討するという。
朱氏はロイターに対し、同社が中国市場への参入を準備していることを認めた。 同氏は現地生産の計画についてはコメントを控えた。
自動車業界のベテランである同氏は、以前は地元技術大手百度のEV部門である吉度汽車で働いており、その前はフォードモーターの中国におけるMach-Eプロジェクトリーダーを務めていた。
ルシッドは先週、株式売り出しを通じて約30億ドルを調達する計画を発表し、その3分の2近くはサウジアラビアの公共投資基金(PIF)から調達される予定だ。
Zhu氏は、今回の資金提供によりLucidは「先進的なEV技術と製品体験を世界中の業界とユーザーにより速いペースで提供できる」と述べた。
「中国もそれを楽しみにしている」と彼は言った。
ルシッドも同業他社と同様、景気後退への懸念と市場リーダーのテスラが引き起こした価格競争の中で、損失の増大と手元資金の逼迫と戦っている。
同社は先月、2023年の生産予測を下方修正し、第1四半期の売上高が予想を下回ったと報告したが、最高経営責任者(CEO)のピーター・ローリンソン氏は市場への課題として金利上昇を挙げた。
米国では、8万7400ドルからの高級セダン「エア」の値下げをほとんど避けてきた。
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