パリ – イーロン・マスク氏は月曜、パリ近郊のビジネス会議でエマニュエル・マクロン仏大統領や他の政治指導者と会談すると、エリゼ宮が以前のメディア報道を裏付けて発表した。
昨年440億ドルの取引でソーシャルネットワークのツイッターを買収したテスラの最高経営責任者(CEO)は、ブルーノ・ルメール財務大臣との昼食に出席する前に宮殿でマクロン大統領と会談する予定だと財務省がロイターに明らかにした。
同省は、マスク氏とルメール氏が米国のインフレ抑制法(IRA)に匹敵するとして新たに発表されたグリーン投資に対する税額控除について話し合うと述べた。
ルメール氏はBFMテレビに対し、政府とマスク氏の協議では電気自動車など他の議題も取り上げられると語った。
ルメール首相はBFMテレビの取材に対し、何らかの発表が行われる可能性はあるかとの質問に対し、「今日行われている投資はすべて数か月、場合によっては数年にわたる交渉の結果である」と述べた。
フランスの退職年齢を引き上げるという広く不人気な提案に対する圧力に直面しているフランス政府は、グリーン産業セクターへの推進を擁護することで勢いを取り戻そうとしている。
先週、プロロージウム社の初の海外自動車用バッテリー工場について、政府の激しいロビー活動、取引緩和策、競争力のある電力価格のおかげで、フランスがドイツやオランダとの競争に勝利したと台湾企業の幹部らは述べた。
マスク氏はまた、フランスへの国際投資促進を目的としたベルサイユでの第6回年次サミット「Choose France」サミットにも訪問する。