億万長者のジョージ・ソロス氏が電気自動車メーカー、テスラの全株式を手放した。
同氏の会社ソロス・ファンド・マネジメントは、米国証券取引委員会への提出書類でこの株の下落を認めており、今年第1四半期の株価の70%近くの回復の恩恵を受けた可能性が高いとしている。
この発表とそれに関する差し迫ったメディア報道を受けて、テスラの社長で同じく億万長者のイーロン・マスク氏は、ハンガリーの投資家をマーベルの『X-MEN』ユニバースに登場する架空の悪役に例えて、「ソロスというとマグニートーを思い出す」とツイートした。
ジャーナリストのブライアン・クラッセンシュタインは次のようにコメントしています。 ホロコースト生存者でもあるソロスは、その善意のために絶え間なく攻撃を受けているが、一部のアメリカ人は単にこの政治的所属に同意しないという理由だけでそれを悪いことだと考えている。」
マスク氏はこれに応じてさらに強調し、次のように述べた。 彼らはそうではなく、彼は文明の構造そのものを侵食したいと考えています。 ソロスは人類を憎んでいる。」
提出書類によると、ソロスのファンドはわずか13万2,000株、または価値にして約2,200万米ドル(約3,300万豪ドル)しか保有していなかったが、これは1億2,500万ドル(1日の取引額で3兆ドル)を超えるテスラ株が毎日取引されていることを考えると、ほとんど取るに足らない金額である。
それにもかかわらず、ソロス氏の辞任によって否定的な評判が広まったことを考えると、マスク氏の反応はほとんど個人的なものであるように見える。 ソロスのファンドがライバルのリビアン株も手放したことを考えると、これはほとんど不公平に思える。
また、テスラの機関投資家の多くが過去数カ月間にこの電気自動車メーカーの株式を売却したと伝えられているが、これは間違いなく株価の急騰につながった同社の好調な販売と財務結果の結果である。
ソロス氏はその資金の一部を他の用途に充てたと伝えられており、同ファンドの提出書類には、同四半期中にウォルマート、ネットフリックス、中国の電子商取引会社京東コムなどの新株を購入したことが示されている。
イーロン・マスクがソロスをマグニートーとみなしているなら、それが彼をアイアンマンにするのか疑問に思う必要がある。