米国の配車大手ウーバーは木曜日、顧客がより環境に優しい乗り物を選択する際に回避される排出量を追跡できるようになり、CO2排出量をさらに削減するためにより多くの都市で相乗りのオプションを利用できるようになるだろうと発表した。
同社によると、顧客は低排出車またはゼロ排出車を使用するウーバー・グリーン・サービスと電気自動車(EV)を使用するコンフォート・エレクトリック・サービスを通じて、回避されたCO2の量を追跡できるようになるという。
ウーバーは以前、顧客に配車を提供するために使用されるすべての自動車を2040年までに完全に電気自動車にすることを約束しており、現在同社のプラットフォーム上で6万台のEVが稼働していると述べている。
同社は木曜日、EVドライバー向けの「スマート充電」機能を開発中であると発表し、「機械学習を利用してドライバーが収益を最大化できるよう、いつどこで充電すべきかを推奨する」という。
ウーバーは今年、移動時間や運賃を増やすことなく、地図作成アルゴリズムを利用して燃費を向上させる「環境に優しいルート」を世界中で拡大すると発表した。
昨年北米で導入されたこれらのアルゴリズムは、「高度や赤信号での停止と発進の量など、車両の燃料消費量を決定するすべての要素を考慮に入れている」。
ウーバーは、2040年までに世界中のすべてのウーバーイーツの配達で排出量をゼロにし、2030年までに同サービスでの「不必要なプラスチック廃棄物をすべて廃止する」計画だと述べた。