日産は、2010年代末までに電気自動車を支える全固体電池技術に大きな賭けをしている。
日産は、将来のハイブリッド車や電気自動車を支える全固体電池技術に期待していると述べた。
パトロール・ウォリアーの最近のイベントでオーストラリアのメディアに語ったところ、日産の地域責任者であるギョーム・カルティエ氏は、まだ開発中のこの技術は、パトロール四輪駆動車や日産Zなどの既存のガソリン車の電動化への道を開く可能性があると語った。スポーツカーのGT-Rも。
電解質として液体を一切含まない全固体電池は、カルティエ氏によって「ゲームチェンジャー」と評されており、同氏はこの技術が2027年から将来の電気モデルやハイブリッドモデルに導入されると予想している。
カルティエ氏によると、全固体電池は通常の電気自動車用バッテリーの半分以下のサイズでありながら、同程度の航続距離を実現できるという。
「選択肢は2つあります。現在車に使用しているバッテリーのサイズを小さくするかです。そうすれば車がより手頃な価格になり、(電気自動車を)購入したいと考える人々の合理的な数が増えるでしょう。」とカルティエ氏は語った。
「あるいは、同じサイズのバッテリーを使用することもできます。また、バッテリー(技術)として(固体)を使用することで、効率が向上し、現在は電動化されていない一部の車を電動化することもできます。」
カルティエ氏は、この新興技術によって将来電動化される可能性のある車両の例として、日産の現在のガソリン専用スポーツカーであるZとGT-R、およびパトロール四輪駆動車を挙げた。
次期日産パトロールのボンネットの下にどのようなエンジンが搭載されるにせよ、次期モデルでは現行V8の298kW/560Nmの出力が向上すると予想されている。