ローリンソン氏は先月、ルシッドがパワートレイン技術のライセンス供与と販売について協議中であると述べたが、時期や潜在的なパートナーについての詳細は明らかにしなかった。
Lucidの当初の焦点は、アストンとの契約に反映されている、大衆市場には適さない高性能の超高電圧技術を提供することにある、とローリンソン氏は語った。
しかし、同社がより大衆向けモデルに移行するにつれて、ビジネスライセンス部分は拡大するはずだと同氏は続けた。
同社は、2010年代後半にテスラの量販向けオプションであるモデル3と競合するモデルを計画している。
他社に技術を提供する事業の成長は、ライバル企業と同様に損失の増大、手元資金の逼迫、テスラが引き起こした価格競争に苦しんでいるルシッドにとって助けとなるだろう。
他の自動車メーカーへのサプライヤーになろうとするLucidの取り組みは、アストンにも部品を供給しており、より多くの大衆向けモデルへの部品供給に取り組んでいるクロアチアの電動スポーツカーメーカー、リマックの取り組みと似ている。
「世界を変えるにはそれが必要だから、25,000ドルの車を作りたいと思うだろうか?」 ローリンソン氏は語った。
「私たちがそのビジネスに携わりたいかどうかはわかりませんが、それができる企業に私たちの技術をライセンス供与することは合理的です。」
アストンとルーシッドはサウジアラビアの公共投資基金の共通株主だが、ローリンソン氏は、サウジのウェルスファンドはこの取引に何の役割も果たしていないと述べた。
「アストンマーティンには選択肢があり、彼らは地球上で利用可能な最高のテクノロジーと感じるものをまったく独自に選択した」と彼は付け加えた。