ダチアは、2025年から世界ラリーレイド選手権(W2RC)、つまり有名なダカールラリーに参戦すると発表した。
2023年のダカールラリーで2位となったハンターT1+のメーカーである英国のスペシャリスト、プロドライブと共同開発したプロトタイプ4×4でそれを実現する。 ダチアは自社のレーサーが自社のロードカーとどの程度密接な関係があるのかについては明らかにしていないが、2025年までにビッグスターSUVの量産版とダスターの新バージョンを発売する予定だ。
プロドライブはおそらく世界ラリー選手権への関与で最もよく知られており、1990年から2008年までスバル・ワールド・ラリー・チームを運営し、その間に3つのドライバーズタイトルとマニュファクチャラーズタイトルを獲得した。
ダチアは、W2RCへの参加により、どこにでも行ける「ライフスタイル」ブランディングがますますブランドの中核となる要素となる中、「アウトドア機能」とより環境に優しいパワートレインに関する新しいアイデアをテストできるようになると述べた。
「これはダチアの真の堅牢性をテストするだけでなく、低炭素モビリティに対する当社の取り組みを示すものでもあります」と同社のCEOは述べた。 デニ・ル・ヴォ。
当初、メーカーはアラムコが供給する、再生可能水素と回収した二酸化炭素を混合して作られた合成燃料でプロトタイプレーサーを走らせる予定だ。 サウジアラビアの同社は最近、ルノーと吉利の新しい内燃機関合弁会社コードネーム「ホース」に投資すると発表し、プロジェクトを水素や合成燃料技術にも拡張しようとしている。
セバスチャン・ローブとクリスティーナ・グティエレス・エレーロがダチア4×4の舵を取り、来年のラリー・オブ・モロッコでテストが開始される予定だ。
ローブは、2004年から2012年にかけて9年連続でWRCドライバーズタイトルを獲得し、歴史上最も偉大なラリードライバーとして広く称賛されている。彼は2016年からダカールに参戦し、2017年、2019年、2022年、2023年に表彰台を獲得している。勝利は依然として遠ざかっている。フランス人。